というわけで、今年も行ってきました@
USオープン・テニス!
今大会で引退を宣言していた
アンドレ・アガシ最後のトーナメントとあって、
どこかヒートアップしていた会場(…って、前日に負けてしまったのだけれど)。
私がテニスを見始めた頃には、
ライオンヘアをなびかせ、
ピアスをキラリ☆な姿で戦っていたアガシ。
ウィンブルドンでは柄付きのウェアを着てきて(※ウィンブルドンは白地のウェアが原則)、
即刻着替えを要求されたり。
どこか
世間に挑戦的というか…
とんがっていたんですよ。
想像できないでしょ。
その後、ランキングがガタ落ち…女優さんとも離婚したり…色々あった後に、
強い奥さん(←テニスがね)と可愛い子供達にも恵まれた今。
そういったモノを潜り抜けて、何か
思うところがあったのかな。
無駄なモノがそぎ落とされて、チャリティーなどにも精を出す、
今の
良きアメリカびととしてのアガシ選手へと大変身したのです。
お坊さん風ヘアからして、なんか
悟りを開いたように思えるのは、私だけ?
最後の試合はテレビで見ていたけれど、
ジーンときました。
目を真っ赤に泣きはらすアガシ…
2万3千人の大観衆は総スタオベで、
彼の21年間のキャリアを讃え、
観客席には妻のシュテフィ・グラフ。
負けた相手が
B・ベッカーだというのも、
当時を思わせます。
もっとも、こちらはベンジャミン・ベッカーであって、ボリスではないけれど。
レンドルもエドベリもサバチーニもナブラチロワも…
当時熱心に見ていた選手は
軒並み引退してしまったけれど、
アガシは踏みとどまった。しかも
トップレベルで。
会場で観戦していたキュートな息子くんも、パパのこの瞬間を忘れないでしょう。
そして、彼を敬愛する
ジェームス・ブレイクへと、
アガシの精神は継承されていくのでしょうか。
素敵だな。
彼のスピーチに、順位や勝ち負けには現れない、彼の得た宝が隠されている気がします。
Although I lost the sport today,
the score board doesn't tell what I've found in the court.
(今日で試合は最後になりますが、スコアボードには出ない何かを私はコートで得ました)
…と、長々アガシ話をしてしまいましたが、
そーなんです。
当日券が売り切れてて、
入れなかったの(爆)。